オシャレにきめた男性

息子がまだ中学生の頃、もう十年くらい前のことですが、ある特例子会社の社長さんの講演会に出席したときのお話です。講演のメインテーマは発達障害者の就労ですが、私が興味を惹かれたのは、発達障害者もおしゃれをすべきだという話でした。

社長さんの「特別支援学校の生徒たちはいつもジャージばかり着ていて、ジャージが発達障害児のトレードマークみたいになっていて悲しい。せめて、休みの日はおしゃれをして出かけたらいいのにと考えている。ご参加の親御さんは、ぜひ、お子さんのおしゃれを考えてあげてほしい」という言葉を聞き、衝撃をうけた私がいました。

これまで、発達障害の息子を育ててきて考えることは、息子の障害の改善や就労のこと、学校や会社で息子をどうすればうけ入れてもらえるかなど、そんなことばかりでしたから、社長さんの言葉がとても新鮮に感じられたのです。息子も中学生ですから、異性に興味をもったりおしゃれに目覚めたりするのも、当たり前のことなのに・・・。自分のことを思い返してみれば、高校生になった私はパーマをかけたり、整髪ディップで髪形をいつも気にしていました。(今ではまったく見る影もありませんが・・・)

それから、息子の服装などのおしゃれは妻にお願いしました。妻は1つ上の兄貴にお願いしたようです。髪型については、その後もしばらくは息子と一緒に床屋さんにいっていたのですが、中学3年生のときに、兄貴と同じ美容室に行きたいと言い出したため、一抹の寂しさを感じつつもOKしました。美容院でおしゃれにカットしてもらった息子は、とても満足そうでした。

話を戻しますが、前出の特例子会社の社長さんの会社では、過去に女子向けにお化粧教室を開催したそうです。息子が卒業した高等特別支援学校でも、3年生になると女子向けにお化粧教室を開催しているようです。化粧品会社の営業の女性を招いて、そのときの流行の化粧方法を教えてもらえるようです。

洋服は、ファッション誌に掲載されているような服は結構値段が張りますので、ちょっと敷居が高いかもしれません。収入に見合った洋服での着回しコーディネートができるといいのですが、健常者でも課題だったりするのかもしれません。