自転車に乗ったいじめっ子

今回から、私と息子のいじめとの戦いの記録に関してご紹介していきます。

息子へのいじめは、いじめの内容も酷いのですが、それ以上に、いじめを解決するには悪い条件が重なり過ぎていました。

ですから、通常ではここまで酷い状態に陥ることは、稀だと思います。

しかし、わが子のいじめ解決をしたいと切に願う親御さんにとっては、とても参考になるいじめ案件だと思います。

リアルに事実のみを書き記したつもりです。今では完全に回復していますが、妻は途中で鬱状態になってしまいました。

ご注意ください

本文には、かなり衝撃的な内容も含まれますので、ご注意ください。(ショックをうけやすい方は、お読みにならない方がいいかもしれません)

なお、本文は、いじめの解決に向けて大いに参考になるかとは思いますが、かなり厳しい内容なので、みなさんには私がしたのと同じような対応をおすすめしません。

また、本文を読まれる前に、いじめ対策について既に詳細に考察した記事を記載していますので、こちらを最初にご参照されることをおすすめします。

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いじめ対策のソースは、これまでの知識と経験などから

「いじめは許さない」と決意したお父さん

前回のいじめ対策完全マニュアルに関しては、かなり細かいところにまでの分析ができていると自負していますが、ここまでの知識や経験を得ることができたのは、やはり、息子のいじめに関して真正面から取り組むことができた経験が一番大きいと思っています。

また、私と同様に、発達障害の子どものいじめで悩んでいる親御さん(過去に自閉症の親の会を運営していたときの会員の方々)から聞いた話、別の親の会での講演会など(先輩お母さんのいじめ体験記の話など)にマメに足を運んだ経験も生きていると思います。

やはり、発達障害児に関するいじめ案件の多くの事例を知っているのも、私の強みだと考えています。

さらに、私の場合、会社生活のなかで総務部門での業務経験も大きかったと思います。(後に、コンプライアンス部門の業務も経験することになりますが、今回の息子へのいじめ案件の経験が、役立つことになりました)

会社の業務では、ブログではちょっとお話しすることができないような修羅場を、多く経験できたことも私自身の糧となっていると思います。

また、同時に民事トラブル上の知識も得ていたため、学校側などとの交渉で生かすことができたと思っています。

ですが、実際の交渉事となると、知識と経験だけは乗り切れないと考えています。

やはり、事前の準備はとても大事です。

いじめがあったことを客観的に相手に伝えるためには、わが子から時間をかけて、時系列でいじめの事実関係を確認して、できれば、書面にまとめておくことが重要です。その他、証拠があればきちんと保全しておくことも忘れてはいけません。

準備した書類

そして、何よりも冷静になることです。

あと、学校というところは、私を含め敷居の高い場所ですから、勇気をもっていきましょう。

ひとりで悩まずに、身内などで頼りになる方がいれば、頼りましょう。きっとうまくいきます。

ファミリー

ただし、いじめの解決が困難になるケースでは、以前にもお話ししましたが、「逃げるが勝ち」という言葉もあります。

無理にいじめの解決を図るのではなく、お子さんの心のケアを最優先させることをおすすめします。なぜなら、いじめの解決が困難になるケースでは、その解決に相当の時間とエネルギーを要するからです。

私の息子の場合、完全にいじめが解決するまでには、数年の時間を要しました。

教育委員会を巻き込んでの交渉に至るまでには、時間もエネルギーも相当消耗することになりました。

ですから、みなさんには、私のように真正面から戦いを挑むことはおすすめできません。

なぜなら、その時間とエネルギーをお子さんの成長を促すためにつかった方が、より有効だと思うからです。

ですが、どうしても加害者側が許せないとお考えならば、興信所、弁護士などお金はかかりますが、こちらを利用されることをおすすめします。

さくら幸子探偵事務所
さくら幸子探偵事務所は全国のいじめ・嫌がらせ調査に対応している総合探偵事務所です。

息子へのいじめが判明したきっかけ

様子に違和感があった息子

息子へのいじめがわかったのは、息子が小学4年生のときでした。きっかけは、息子のようすがいつもと違うと気づいたからです。

息子とは、毎晩5~10分のコミュニケーションタイムを設けています。

この息子との毎日の会話は、息子が小学校に入学時から社会人になった今でも続いています。

このコミュニケーションタイムの狙いは、3つです。具体的には、以下をご参照ください。

<息子とのコミュニケーションタイムの目的>
  1. 息子の物事を説明する練習
  2. その日の出来事を時系列で記憶を整理する練習
  3. 息子のリスク管理

そのときの息子のようすには違和感がありましたが、ほんのわずなものでした。

この頃はまだ、発達障害の障害特性の「独り言」や「常同行動」が少し出ていたので、いつもの障害特性によるものなのか、何らかの異常のサインなのかの判断をするには微妙な差異でした。

もしも、息子とのコミュニケーションタイムを設けていなければ、「単なる勘違いかも」と片づけていたかもしれません。

息子の異変に気づいてあげるのに、もっと時間がかかっていたと思います。

その日は、数時間かけて聞き取りをしましたが、息子はいじめがあったことをなかなか話そうとはしませんでした。

いじめのことをなかなか話せない息子

イライラする気持ちを我慢しながら、長時間にわたり息子に寄り添うように話を聞きました。

ですが、結果的に息子からいじめの全容を聞き出すには、数日かかりました。

息子がいじめられていることをなかなか話そうとしなかった理由は、いじめ加害児童から固く口止めをされていたからでした。

また、いじめの内容も暴力や暴言を含む酷い内容でしたので、相当悪質ないじめと判断して、早急に対応しなければいけないとも考えました。

<息子から聞き取りしたいじめの概要について>
いじめの内容
暴力、暴言(加害者からの口止めあり)
いじめの時間・場所
長い休み時間の校庭、登下校時の路地など(見えないところ)
いじめの頻度
週に数回程度あったようす
<主な登場人物>
いじめ加害者
いじめリーダー格の兄弟(息子とは学年が違う)
(以下、A兄:当時、小学5年生、A弟:当時、小学3年生)
※いじめの取り巻きの児童:C(当時、小学5年生:息子へのいじめの関与あり)の他、複数人あり
いじめ被害者
息子(当時、小学4年生)

お子さんからの聞き取り作業は、時間をかけて焦らないことが大事です。具体的にはこちらを参照ください。

なお、リンク先は、お子さんからの聞き取り作業から、その後の交渉などのポイントについて記載しています。ご参考まで。

息子へのいじめの目撃者発見

いじめを目撃した男の子

息子へのヒアリングをしている間、息子の兄貴(当時、小学6年生)から有力な目撃情報がもたらされました。

A兄の同級生であるC(A兄の取り巻きの1人:息子へのいじめの関与ありも、この時点では私はその事実を知りませんでした)からの目撃情報でした。

ですから、この時点までは、Cは、善意の目撃者と思っていたのです。

兄貴がCからもたらされた情報は、「A兄が、息子をいじめていたところを目撃した。あれはやり過ぎだと思ったので、兄貴に伝えておいた方がいいと思った」とのことでした。

Cも息子へのいじめ関与がありましたが、この件では、Cなりに良心の呵責があったようです。

いじめの具体的な内容は、「A兄が下校途中の息子を、後ろから自転車で轢いた。息子が轢かれた勢いで道路に倒れたところ、息子が道路に落とした習字道具も自転車で轢いた」とのことでした。

息子は体が大きく体力があったこと、打ったところが良かったのか怪我をしなかったのは幸いでした。

ですが、1つ間違えば大怪我を負っていた可能性もあり、相当に悪質ないじめです。

その事件があった日、息子の家でのようすは、多少違和感はあったものの普段と変わらなかったこと、体にもアザもついていなかったため、私は不覚にもいじめに気づいてあげることができませんでした。

子どものいじめに気がつけなかったことを後悔しているお父さん

この情報がもたらされたのは、事件の翌日。

兄貴からの情報を息子には伝えずに、昨日の下校時のようすを確認したところ、兄貴からの情報とほぼ同様のいじめの内容を確認できました。

これも、過去のいじめ分と合わせて、文書にまとめて学校への交渉材料に使うこととしました。

なお、今回の事件では、息子から「学校に行きたくない」という言葉が出なかったのは幸いでした。

ですが、過去のいじめを含めて大きな心の傷を負っていたのは間違いなく、早急に対応する必要がありました。

今回はここまでです。

次回はいよいよ、加害者側とのファーストコンタクトです。ここでもとんでもないことが起こりました。お楽しみに。

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