「いじめは絶対に解決するし、必ず守ってやるから、学校に行こうな。」子どもに約束するお父さん

前回は、学校側と初めて面談したお話でした。ここでもまさかのとんでもない展開。先生方の発言に驚かされました。こちらをご参照ください。

今回は、面談後のお話です。結局、息子へのいじめは断続的に続き、状況は改善していません。

ご注意ください

本文には、かなり衝撃的な内容も含まれますので、ご注意ください。(ショックをうけやすい方は、お読みにならない方がいいかもしれません)

主な登場人物

いじめ加害者
いじめリーダー格の兄弟(息子とは学年が違う)
(以下、A兄:当時、小学5年生、A弟:当時、小学3年生)
※いじめの取り巻きの児童:C(当時、小学5年生:息子へのいじめの関与あり)の他、複数人あり
いじめ兄弟の母親(以下、A母親:PTA幹部)
いじめ被害者
息子(当時、小学4年生)

息子へのいじめ解決が、非常に困難な状況に陥ってしまった理由

激怒しているいじめっ子の母親

これまで、息子へのいじめの解決のために対応したお話しをしました。

最初の状況は、いじめに関する具体的な証拠はなく、いじめの目撃者の情報を加害者側に流されて、証言させないように妨害工作されるなど、散々なものでした。

さらに、いじめ加害者およびその保護者はいじめを認めようとはしませんでした。

また、いじめ加害者の保護者はPTAの幹部だったため、学校側は露骨にいじめ加害者に肩入れしようとしていました。

それに対してこちらの材料としては、息子自身のいじめをうけた証言のまとめ、いじめ加害者の保護者の言動、態度、いじめ加害者の普段からの素行の状況(加害者の担任の証言)など、状況証拠だけです。

ですが、いじめ加害者との面談、学校側との面談を何とか乗り切り、取りあえず、いじめがなかったことにされなかったことだけは幸いでした。

このように、息子のいじめの解決がとても困難な状況に至ったのは、前述のとおり、具体的な証拠がない、いじめの目撃者の証言が得られなくなっただけではなく、いじめ解決をしようとする行動を邪魔しようとする勢力(加害者側、学校側)の存在があったからです。

いじめ解決をしようとする行動を邪魔しようとする勢力(加害者側、学校側)

そればかりか、いじめ自体が、あたかも無かったかのようにしようとする動きさえもありました。

一定の悪い条件が重なると、いじめの解決が極端に困難になることがあります。

いじめの解決が困難になるだけではなく、いじめ自体が深刻化する恐れもあります。

青ざめているお母さん

私の息子へのいじめも、残念ながら悪い条件「いじめ解決が困難になる可能性が高いケース」に、ほとんどの項目で該当していました。

みなさんも、お子さんがいじめの対象となった場合、下記の「いじめ解決が困難になる可能性が高いケース」に、ご自分のケースを当てはめて考えてみることをおすすめします。

1つでも当てはまる項目があれば、いじめ解決がとても困難になることが予想されます。

その場合には、何度も申し上げますが、いじめを解決よりも、お子さんの心のケアを優先させてください。

そして、以前にこのブログでご紹介した「いじめ対策完全マニュアル」をご参考のうえ、お子さんにとって最も良い選択をしていただければと思います。

<いじめ解決が困難になる可能性が高いケース>
  1. 物的証拠などがない
  2. 目撃者がいたとしても、加害者側からの報復を怖れて証言してもらえない
  3. いじめの期間が長期間にわたる、または、いじめによる被害が大きい
  4. 被害者が発達障害児の場合、証言能力がないとか低いと言われることが多い
  5. 加害者がいじめを否定する(プロレスごっこだった、ちょっとからかっただけなど)
  6. 担任の先生の問題解決能力が低い、または、いじめなどの問題から逃げたがる姿勢など
  7. 加害者の保護者もわが子かわいさに、いじめを否定する
  8. 加害者の保護者がPTA幹部、または、地元の有力者
  9. 上位の先生(学年主任、教頭、校長)が、いじめを肯定したがらない

「いじめ解決が困難になる可能性が高いケース」に関しましては、過去のブログ記事「いじめ対策完全マニュアル(現実的な対応策でお子さんを笑顔に)」にて、詳細に解説していますので、ぜひご参照ください。

加害者側、学校側との面談の効果

強気で学校側との面談に臨むお父さん

実は、加害者側と学校側と面談するにあたって、私が敢えてしたことがあります。

それは、できるだけ大きな声で対応すること、強気な態度で面談に臨むことです。

なぜなら、実際の学校側との話し合いでは、にこやかな面談という雰囲気ではなく、相手を打ち負かしてやろうという交渉に近い状況になるだろうと、予想していたからです。

実際にそのとおりになりました。

特に学校側との面談では、事前に学校側の動きに、加害者側に肩入れしようとするような疑わしさを感じていました。

具体的には、目撃者Cおよび息子への学校側によるヒアリングの結果に、学校側によって恣意的に事実を捻じ曲げようとする動きがあることを認識していました。

ですから、今後の学校側との面談では、学校側にこちらに対して敵対するような主張や態度があった場合には、相手に遠慮することなくすべて論破しようと、覚悟を決めての面談でした。

このように、私は学校側との話し合いには、かなり強気で対応しました。

その理由は2つの大きな効果を期待してのことです。

1つは、うまく対応することによって、いじめはやはりあった可能性が高いという展開にしたいと思ったのです。

加害者側との面談を踏まえて、明確な証拠はないにしても、今ある状況証拠から、相手方が聞かれたら嫌だなと思われるところをついてみました。

特に学校側との面談では、事前に波乱になりそうだと予想していましたから、相手が言ってきそうなことをいくつか予想してその回答を準備していました。

もう1つは、加害者側と学校側に対して、面倒な相手だと思わせることです。そうすることによって、息子への援護射撃になると思ったのです。

困っている校長

息子をいじめると面倒なオヤジが出てきてさらに面倒なことになると、いじめ加害者本人、その保護者、そして学校側にもそう思わせることができれば、息子へのいじめの牽制になるだろうと考えたのです。

学校側との面談では、終始こちらのペースで進めることができました。

学校側には、もう、私とは二度と会いたくないと思ってもらえるように、話し合いを進めたつもりです。

息子のいじめが再発した場合には、何度でも学校に足を運ぶつもりであること、その際には今回の話し合いのように厳しいやり取りになることを匂わせることで、学校側が息子へのいじめの再発防止に本気で動くことを期待したのです。

これは、すぐに一定の牽制効果があったようです。

しかし、時間の経過というのは人の気持ちを緩ませるものです。しばらくすると、息子へのいじめが再発することになります。

まったく、加害者側も学校側も懲りないものです。

加害者側、学校側との面談後の膠着状況

いじめられて、しょんぼりして家に帰る男の子

学校との面談後、しばらくの間は平穏な日々が続いていましたが、それもせいぜい2,3か月でした。

息子とはこれまでと同様に、リスク管理のために毎日のコミュニケーションタイムで、新たに異常なようすはないか、日々の変化がないかこれまで以上に慎重に確認していました。

毎日のコミュニケーションタイムについては、こちらをご参照ください。

息子に対しては、前回の反省からいじめがあった場合だけではなく、A兄弟やその取り巻きとの接触があったときにも、必ず教えるように指示していました。

さらに息子には、いじめは自然には解決しないこと、お父さんに教えなければずっといじめられることになるので、たとえ口止めされても必ず教えるように指示しました。

いじめっ子が怖いけど、お父さんとの約束を守ろうと勇気を出そうとしている男の子

その後も、A兄やその取り巻きからのいじめは、残念ながら、ときどき発生しました。

この時点では、A兄だけではなくA弟も息子のいじめに加わるようになっていました。

また、A母親の態度は相変わらずで、もしかしたら、A母親がA兄弟をけしかけていじめをさせているのではないかと、疑わせるような状況でした。

息子からいじめられたと告げられる都度、いじめがあった時間と場所、そのときの加害児童の氏名、具体的ないじめの内容をヒアリングしました。

そして、毎回直接学校を訪問して、校長、教頭、A兄弟とその取り巻きの担任と面談して、いじめの再発防止対策を徹底するように訴え続けました。

私が学校を訪問して、いじめの苦情を申し立てると、しばらくの間はいじめが沈静化するものの、忘れた頃にまたいじめが再発するという悪循環に陥っていました。

いじめの悪循環

この頃には、学校側もいじめがあったことをある程度は認めるようになったものの、いまだにPTA幹部であるA母親を庇う姿勢を見せていましたので、なかなか膠着状態を抜けることはむずかしい状態でした。

息子は想像以上に傷ついていた

いじめを怖がって学校に行きたくない男の子

そんな状況のなか、最悪の事態が発生したのです。

息子が「いじめられてつらいから、もう、学校に行きたくない」と、私に訴えてきたのです。

息子はいじめにあっていても、自宅ではわりと落ちついていたので、安心していたのですが、私が考えていたよりも、息子の心の傷は大きいようでした。

息子からの訴えがあり、私の力不足を息子に素直に詫びました。

そして、学校をしばらくの間、休ませることにしました。

息子を休ませている間、息子の心のケアを考えながら、これまでのいじめ解決に向けての対応を、見直す必要があると考えました。

これまでのように、いじめがある都度対応するのではなく、こちらから学校側へ積極的に働きかけていく必要性を強く認識しました。

いじめ解決のため積極的に働きかけていく決心をしたお父さん

なお、息子が学校を休むにあたり、学校へは欠席理由として「息子がいじめにより傷ついているため欠席する」と伝えました。

学校内の欠席記録もそのようにするよう要請しました。

なぜなら、学校側に意識づけをする必要があると考えたからです。

その日の夜、担任の先生から息子のようすを心配する連絡がありました。

担任の先生も考えていた以上に、息子が傷ついていたことにショックをうけたようでした。

担任の先生から、クラスメートたちからも息子を心配する声があがっていること、登校できるようになったらクラス全体で息子をケアする用意があることを伝えられ、大変ありがたく感じました。

仲良しの子どもたち

元々息子のクラスメートには、息子に対して好意的に接してもらっていましたので、とても勇気づけられる想いでした。

小学校時代の息子とクラスメートとの関係性については、こちらでもご紹介しています。ぜひ、ご参照ください。

その後、息子とはかなり長い時間をかけて、今後のことについて話し合いました。

私は息子に、「いじめを絶対に解決するから、頑張って登校することはできないか」と伝えると、息子は、「優しくしてくれるクラスメートがいるから、頑張って学校に行きたい」と言ってくれました。

私は、息子から大きな勇気をもらったような気がしました。

「いじめを解決するためには、どんなことでもやるぞ」決意したお父さん

これで、息子のいじめを解決に向けて、「いじめを解決するためには、どんなことでもやるぞ」と、私は決意を新たにしたのです。

今回はここまでです。

ここで、息子のいじめに関して根本的な解決をするには、どうしたらいいだろうかと考えました。

もちろん、簡単には解決できない難問です。

ですが、息子から勇気をもらった私は、この難問に挑戦しようと考え行動しました。

次回は、私の新たな行動です。お楽しみに。

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