「いじめ解決の名案はありません。あなたの対案も認められません。」と、教育委員会の主幹

前回は、学校と加害者児童の母親の間にある不適切な関係を切り離すべく行動したお話をしました。

また、いじめの根本的な解決案を学校側へ提案もしました。

詳しくは、こちらをご参照ください。

今回は、学校側と決裂した後、教育委員会に闘いの場を移したお話です。教育委員会の対応も驚くべきものでした。

ご注意ください

本文には、かなり衝撃的な内容も含まれますので、ご注意ください。(ショックをうけやすい方は、お読みにならない方がいいかもしれません)

主な登場人物

いじめ加害者
いじめリーダー格の兄弟(息子とは学年が違う)
(以下、A兄:当時、小学5年生、A弟:当時、小学3年生)
※いじめの取り巻きの児童:C(当時、小学5年生:息子へのいじめの関与あり)の他、複数人あり
いじめ兄弟の母親(以下、A母親:PTA幹部)
いじめ被害者
息子(当時、小学4年生)
学校側
校長
教育委員会側
O主幹

学校側との再度の対決

今回は、校長先生との対決の続きです。

(3) 校長との話し合いが決裂。ついに闘いの舞台は教育委員会へ

校長先生とお父さんの決裂
私

先ほど、『本来あるべきいじめの根本的な解決策』をお話しましたが、校長先生、教頭先生の資質も足りなそうですし、職員室も一枚岩のように見えませんから、実現はとても無理そうですよね。
でしたら、私の息子をいじめから守るための何らかの対応策について、学校側として何か良案がありますか

校長

……

私

学校側に良案がないのでしたら、私から1つ別の案を出しますので、前向きにご対応願います。
息子のいじめは、長い休み時間や登下校中に集中的に発生しています。
長い休み時間は、息子にできる限り教室から出ないように言います。
登校時には、兄貴が一緒ですので、いじめは発生しにくい状況です。
ただし、下校時は、時折、クラスの近所の子どもが一緒に帰ってくれることもありますが、基本的に息子が1人になってしまい、ここでのいじめが発生しやすい状況です。
できれば毎日と言いたいところですが、週3日以上は誰かしら学校の先生に付き添ってもらいたいと考えています。
根本的な解決策とは言い難いのですが、対症的にいじめっ子に対しては、十分な牽制効果があると考えます

いじめ防止の提案をするお父さん
校長

あなたの息子さんにだけ、特別扱いはできない。それに、先生方の負担も大きすぎる

私

私も、このような方法は本来取りたくないのですが、そもそも学校側がA母親を特別扱いしたことから、端を発している問題だということをきちんと認識してください。
学校側に大いに責任が生じているのですから、当然の対応です。
ですが、学校側にこれ以上の対案があるというなら、ぜひ、お聞きしましょう

校長

対案はないが、この案は飲めない…

私

校長先生の主張は、息子へのいじめは解決するつもりはないし、息子だけが我慢すれば、すべて丸くおさまると考えているようにしか見えません。
このままでは、教育委員会に解決を求めるしかありませんよ

校長

どうぞ、お好きになさってください。教育委員会にいけば解決できるというなら、どうぞどうぞ

「どうぞ教育委員会へ行ってください」と校長先生
私

校長先生は、どうもわかっていらっしゃらないようですね。
私が教育委員会に行くとすれば、校長先生をはじめ、この学校の先生方がいじめ1つ解決できない無能力者だと教育委員会に伝えることになるのですよ。
そのうえで、教育委員会の方々にいじめ解決に向けての知恵を絞っていただくことになるのですよ。
校長先生は、無能力者だとご自分でお認めになったとお伝えしておきます

教育委員会は、傘下の各学校を管理する統括的な組織です。

一般企業に例えれば、本社と支社のような関係です。

ですから、教育委員会の職員と学校の先生は、基本的に身内ですから、注意が必要です。

身内ですから、教育委員会は学校の先生を庇う傾向があることを知っておいた方が良いと思います。

ここから話し合いのステージは、学校から市の教育委員会に移行することになります。

教育委員会の入っている建物

私を含め一般人にとっての教育委員会は、学校よりもさらに敷居が高い場所です。

そして、学校の先生がそうであったように、教育委員会の職員だからといって、教育者としてふさわしい人物とは限らないということも、知っておくべきです。

息子の学校の校長、教頭も教育者としては、かなり問題のある人物でした。

そして、これから私が会うことになる教育委員会の事務方の職員たちも、相当に問題の多い人物たちでした。

困っているお父さん

すべての学校の先生や教育委員会の職員がそうであるとは言いませんが、教育関係者のなかには、問題のある人物が少なくなさそうです。

問題のある先生は、少なくとも私が直接会って話し合いをもった方々に限りません。

深刻ないじめ問題で新聞やTV報道の対象となった事件でも、問題のありそうな教員や教育委員会の幹部の姿が報道されていたのも、記憶に新しいところだと思います。

さくら幸子探偵事務所
さくら幸子探偵事務所は全国のいじめ・嫌がらせ調査に対応している総合探偵事務所です。

いよいよ教育委員会との交渉開始

教育委員会の主観

校長との交渉が決裂してすぐに、教育委員会にアポイントメントを取り、すぐに面談することができました。

私との面談は教育委員会のO主幹が担当しました。

以下、O主幹との主なやり取り

まず、話し合いの前に、これまでのいじめの経緯、および学校側との話し合いの内容について一通り説明のうえ、話し合いが開始されました。

O主幹

概ね概要は理解しました。それで、あなたはどうされたいとお考えですか

私

学校側にいじめを解決する能力がない以上、教育委員会のお力をお借りしていじめ解決を図りたいと考えています。
教育委員会として、いじめ解決に向けた良い案をすぐに出していただけませんか

O主幹

学校側が解決案を出せなかったのですから、教育委員会としてもすぐに名案は出せないと思います

私

息子はいじめをうけて心が傷ついています。
時間的な猶予はあまりありません。
教育委員会がすぐにいじめの解決案を出せないのであれば、私が校長に出した案(息子の下校時の先生の付き添い)を採用してほしいと考えます

O主幹

それについては、校長が言うように、特定の児童に対して特別扱いをすることはできないと考えます

私

そうでしょうか。
私はそうは思いません。
学校側は何かにつけて、すべての児童に対して平等に扱わなければいけないと言いますが、平等に扱う必要なんてないのですよ。
それに、現実的にすべて平等にすると、不合理なことが多々起こるものです

O主幹

???

私

O主幹は、私が、とんでもないことを言っているとお考えですか。
私の主張は、児童を平等に扱うのではなく、『公平』に扱ってほしいと考えているのです。
O主幹は、平等と公平の違いを理解されていますか。
例えば、クラスにはさまざまな児童がいます。
算数が得意な子どももいれば、苦手な子もいます。
授業でうまく理解できなかった子どもがいれば、学校で補習授業をすることがありますよね。
補習授業の対象となる子どもは、算数が苦手な子どもです。
算数が得意な子どもはこの補修をうけることができませんから、『平等』という観点では、この補習授業は問題ありますよね。
でも、算数が得意な児童からもその保護者からも、苦情が来ることはないと思います。
なぜなら、『補習授業を実施することが公平』で『合理的』だからです。
『公平』とはそういうことです。
ですから、私のいじめ解決案についても、一見、息子に対する特別扱いに見えるかもしれませんが、公平性の観点から考えれば、問題ないと考えます

O主幹

理解しました。学校側には、善処するように伝えます

平等と公平について

「はてな?」お母さん

※「平等」と「公平」の違いについての補足説明(わかりにくいかもしれませんので、補足します)

前提条件

「平等」と「公平」説明 前提条件

担任の先生は1回の授業でエネルギーを、100消費すると仮定します。また、受け持ちのクラスの児童数は20人とします。

担任の先生は、通常授業では、すべての児童に等しくエネルギーを使いますから、児童1人に対して、等しく(100÷20)のエネルギーで対応することになります。

「平等」と「公平」説明

ある日の通常授業では、15人の児童は授業内容を十分に理解できました。

しかし、5人の児童は、授業内容を十分に理解することができませんでした。

このままでは、5人の児童は、落ちこぼれてしまうことになります。

なお、学校の先生には、「すべての児童に対して一定水準の理解をさせる義務」があります。

「平等」の考え方について

通常授業で5人の児童が、授業内容を十分に理解することができませんでした。

「平等」と「公平」説明

担任の先生は、授業内容を十分に理解できなかった児童のことを心配しますが、すべての児童に対して「平等」に扱わないといけないので、これ以上どうすることもできませんでした。

すべての児童に対して「平等」に対応することができましたが、「すべての児童に対して一定水準の理解をさせる義務」を全うすることができませんでした。

「公平」の考え方について

授業で5人の児童が、授業内容を十分に理解することができませんでした。

担任の先生は、「すべての児童に対して一定水準の理解をさせる義務」がありますので、後日、5人の児童に対して補習授業を実施することにしました。

「平等」と「公平」説明

補習授業では、児童5人に対して、等しく20(100÷5)のエネルギーで対応しました。

結果的に、通常授業のみで理解できた児童がもらったエネルギーは5、補習授業をうけた児童がもらったエネルギーは25で、担任の先生の児童に対する対応は、著しく「不平等」でした。

しかし、担任の先生は「すべての児童に対して一定水準の理解をさせる義務」を全うすることができました。

「平等」と「公平」説明

担任の先生の児童に対する対応は「不平等」ですが、現実的な対応であり合理的でもあります。

担任の先生は、「平等」に固執すると、本来の先生の義務を全うできないことになります。

また、クラス内に落ちこぼれをつくることになり、とても「不合理」な状況に陥ることになるのです。

これは、授業だけではなく、すべての事象に対しても言えることなのです。

ですから、学校の先生は「平等性」ではなく、「公平性」を重視して学級運営をしないと、さまざまな弊害が生じることになります。

これは、校長先生、教頭先生にも同様のことが言えます。

「公平性」を重視した学校運営が重要なのです。

教育委員会との面談後、A母親から面談の要請が…

怒りの炎を燃やすいじめっ子のお母さん

その後、下校時の先生の付き添いが実施されるようになったのですが、最初の内は週3日以上の付き添いが守られていたのですが、徐々におざなりになっていきました。

いじめ自体は一時的に止まっていたものの、いつまた、いじめが再発するか予断を許さないため、再度校長を訪問して厳重に抗議しました。

校長には、早急に改善をするように促したところ、とんでもない提案をしてきたのです。

とんでもない提案をしてきた校長先生

校長の提案とは、A母親から私といじめの件を、話し合いで解決したいとの申し出があったとのことでした。

実は、A母親については、そろそろ精神的にかなり追い詰められている頃だろうと、思っていました。

なぜなら、この数か月の私の行動は、そうなるように仕向けてきたからです。A兄弟によるいじめの問題は、このときまでに学校の内外において、格好の噂の種になっていたはずです。

噂話をするお母さんたち

おそらく、多くの児童の保護者の間でも噂の種になっていたはずです。

私は学校側と何度も面談を重ねていましたので、その光景をPTAの役員や他の幹部にも何度も目撃されているのを知っています。

人の口に戸は立てられないものです。さらに、A母親の性格からして、私の悪口をあちこちに触れ回っていたはずです。

A母親としては、いつものように子分ママを利用して私の悪口を触れ回り、囲い込みをかけようとしていたことは、他のママ友からの情報もあり事前に察知していました。

A母親による私の悪口を触れ回る行動は、もろ刃の剣でもあります。

そのことで、今回のいじめ騒動の噂が、学校周辺や地域に急速に広まる結果につながるからです。

いじめ騒動の結果、周囲の同情がA母親に集まればA母親の目論見どおりでした。

しかし結果は、目論見どおりとはなりませんでした。学校側がA母親に反旗を翻したからです。

いじめっ子のお母さんに反旗を翻した校長先生

さらに、A母親の行動や言動に腹を立てたり、批判的な方がおそらく相当数いたことでしょう。

こうした方々は、今まではA母親の報復を怖れて沈黙を守っていましたが、形勢が逆転すれば勢いを盛り返してきます。

ですから、A母親としては相当に焦っているのではないかと思っていました。

学校側が息子の下校時の付き添いを開始したことは、学校側がA兄弟によるいじめを認めたことに等しい行動です。

A母親から学校側に抗議があったと思いますが、おそらく、以前のように庇ってもらえなかったので、焦りを感じるあまり私との直接対決という強硬手段に出てきたのだと判断できました。

激しく怒っているいじめっ子のお母さん

校長からA母親からの面談申し出の打診をうけたとき、多少迷いましたが、結果的にこの申し出を断りました。

ここで面談をうけて、A母親を徹底的に打ち負かしてもいいかとも思ったのですが、A母親は捨て身の戦法に出てくる可能性もあると考えたからです。

現実の話し合いにおいて、一番の強者は理屈が通じない相手です。

こちらがいくら理性的に理屈で戦おうとしても、わめくだけの理屈の通じない相手には何も通じません。

もう、勢いだけで勝とうとしてきますから、相手にするだけ時間の無駄なのです。

A母親と面談した場合、こうなる可能性が高いかもしれないと考えたのです。

それに対して、校長は執拗にA母親との面談を勧めてきました。

執拗にいじめっ子の母親と面談を勧めてくる校長
校長

争い事の解決は膝を交えての話し合いで解決すべき

と、陳勝なことを言ってきましたので

私

A母親は、私に対して謝罪の意思をもって面談したいとの意向なのですか

と、聞いてみました。
すると校長は、言葉を濁しながら

校長

謝罪の意思は無いようです

とのこと。

私

では、何の目的のための面談なのですか

と校長に問うと、

校長

あくまでもいじめ解決のために、これまでの誤解を解くため…

と返ってきました。
そこで、

私

これまで、誤解は一切ありませんでしたよ。
A母親と学校側による悪意があっただけだと思います

と答えました。

また、校長には別の意図があったのではないかとも考えていました。

校長の意図を考えるお父さん

続けて校長に対して

私

今回の面談の申し出は、A母親の苦し紛れの対応と校長先生自身の悪意を感じます

と伝えました。

私はこれまで、A母親の性格から判断して、話し合いをしても意味がないと考えていましたので、最初の謝罪の件以来、その後も敢えて話し合いの場を持つことはしてきませんでした。

なお、校長の悪意とは、私とA母親と面談させてさらに対立を深めさせることです。

そして、私の怒りの矛先を、校長からA母親にそらすための工作ではないかと考えました。

その旨をストレートに校長にぶつけてみると、図星だったようで、校長はしばらく黙ったまま、面談の要請を撤回してきました。

バツの悪そうな校長

最後に、息子の下校時の付き添いについて、約束どおりに遂行するよう強く要請してやり取りを終えました。

その後も、約束が遂行されなかったので、再三にわたり校長に抗議しました。

しかし、やはり改善されなかったので、再度教育委員会にいくことにしました。

この時点で、いじめが始まってから、既に半年以上が経過していました。息子の小学4年生の3学期でした。

今回はここまでです。

次回は、2度目の教育委員会への訪問です。

ここでまた、予想もしていなかったとんでもないことが起きたのです。

もう、誰を信用していいかわかりません。お楽しみに。

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