ウォーキングを楽しむ親子

息子とのウォーキングは、息子が小学校4年生の頃から初めています。ウォーキングは特別、息子とのコミュニケーションを目的として始めたわけではありませんが、今では息子との大事なコミュニケーションの場となっています。

ウォーキングを始めたきっかけは、私が定期健診で医師から体重コントロールを厳しく指導されたため、当初は私ひとりで始めたものですが、ひとりではさみしいので、息子をつき合わせたのです。最初はいやいやつき合わせていたのですが、マクドナルドの昼食付きというと喜んでついてくるようになりました。まったく、現金なヤツです。

不純な動機で始めたウォーキングですが、私だけではなく息子にも大きなメリットがあったようです。1つは、会話の練習になったと思うのですが、あまり練習というように堅苦しくないようコミュニケーションの一環として、親子の会話を楽しむ感じで気楽にやっています。「息子のリスク管理」のために必要なヒアリングは別途していますので、通常はその時の気分次第で会話の内容を決めています。大抵はとりとめもない話が多いですが、たまには真面目な話もします。

最近では、天皇陛下の退位の報道がありましたので、和暦元号について話をしました。今は平成時代だけど、それ以前の元号は「昭和」「大正」「明治」だったこと、息子は平成生まれだけど、私は昭和生まれなどについて話しました。息子も学校で日本史を習っているので、「明治」までの元号は知っています。元号が、天皇陛下が変わるタイミングで変わることを息子も何となく知っていました。(※過去には、別の理由で変わることもあったようですが、私は歴史学者ではないので、細かいことはご容赦ください)

西暦については、そのイエス・キリストの誕生を起源としていますが、息子は知らないようでしたので、教えてあげました。最近では、和暦は数十年くらいで変わってしまうので、西暦を使用する会社が多いとの報道もありますが、運転免許証は和暦を使用していますので、まだまだ和暦を使用する会社が少なくないと思います。ただ個人的には、西暦で統一した方がよいのではないかと考えています。和暦元号年を西暦変換するのが面倒なときがあるからです。

また、昨年10月には衆議院議員選挙もありました。息子との話題にはできるだけ時事の話題での話をするようにしています。なぜかというと、息子は仕事以外の余暇の時間は、萌えアニメや携帯ゲーム三昧なので、少しは世間のことも教えてあげないと世間のことに疎くなってしまうのではと危惧しています。ですから、せめて、ウォーキングの時間くらいはちょっと真面目な話も必要かなと思っています。

息子にとってウォーキングはもう1つメリットがありました。それは、体力の向上です。毎週末10㎞以上(休憩時間を入れると3時間はゆうにかかります)歩いていますから、息子が参加した当初は、泣き言をいいながらのスタートでしたが、すぐに慣れる子どもの体力には本当に驚かされます。息子は、学生時代には運動部に所属したことはありませんが、運動部に所属している子どもと比較しても遜色のない体力を身につけることができたと思います。

就労を目指している場合、体力をつけることは必須です。なぜなら、発達障害者の就労先は、3K職種(きつい、きたない、危険)とよばれる就労先が多いからです。3K職種とよばれる就労先でさえ、発達障害者にはハードルが高いです。また、その理由は、発達障害者は知的な遅れを伴うことが多いことから、単純作業の職場での就労となる傾向が高くなるからです。そこでは、1日中立ち仕事となることもあり、フルタイムでの就労であればある程度の体力がないと、継続しての就労は困難になります。そういう意味では、息子にとってウォーキングは体力を養うにも都合が良かったと思っています。

みなさんにも、同様の意味でお子さんの体力をつけることをおすすめしますが、単にお子さんに「運動しろ」と口だけで指示してもうまくいかないと思います。冒頭で、ウォーキングはひとりではさみしいので息子をつき合わせたと申しあげたとおり、ひとりでは長続きしません。ですから、私のように親子で一緒に楽しめるスポーツなどがいいと思います。基本は楽しいことです。楽しいからこそ長続きしますし、これで、親子のコミュニケーションを深めることができ、さらに体力もつき健康管理もできますので、ぜひ、おすすめです。

スマイル「発達障害児のコミュニケーション(親子編) ~息子とのコミュニケーションの歩み~」関連記事