わんわん泣いている男の子

一般的に、発達障害児は環境変化に適応するのがむずかしいと言われています。それに関連して、予定変更への順応もむずかしいとも言われています。事実、私の知り合いにもお子さんが予定変更に順応できなくて困っているという話をよく聞くことがありました。

予定変更について具体的にご説明すると、大きく分けると1つは時間的な予定変更です。そして、もう1つは空間的な予定変更です。どちらも、発達障害のこだわりが影響しているようです。

時間的な予定変更については、例えば、朝起きて学校に行くのに何時何分に家を出るのかが 問題となります。毎日8:00に家を出ると決めていた場合、何があっても8:00に家を出ることにこだわりを見せます。今日は、学校のイベントがあるから30分早く家を出ようとか、寝坊して学校へ行く準備が遅れてしまい、8:00ちょうどに家を出ることができないと、パニックを起こしてしまうので、もう学校に行くどころではなくなってしまうといいます。

この8:00に家を出るこだわりをもつお子さんのお母さんに、「基本的には8:00に家を出ることでパニックを回避できるだろうけど、学校のイベントなどで、30分早くまたは30分遅く学校に行かなければならないときはどうしているの?」と聞いたところ、事前に予定変更がわかっているときは、わかった日から「○月○日は学校に7:30に行きます」と何度も言って刷り込みをするようにしているとのこと。その間、子どもからは不安そうに、「○月○日は学校に7:30に行くの?」と繰り返し確認されるようです。うまくいく場合もあれば、そうでないときもある。刷り込みできる期間が長ければ、うまくいく可能性が高いとのことです。

ある臨床心理士の先生とお話しする機会があったのですが、その先生曰く「時間にこだわりをもつ子どもは、ある意味それは脅迫観念に近いものがあるから、時間どおりにならないとパニックを起こすのです。ある子どもは、電車が時間どおりに来ないだけでパニックを起こす子もいます。」とのことです。この先生とは2度しかお会いしていませんが、かなり納得性のある話をされる先生でした。また、その他にも参考になるお話もお聞きできました。次回以降に、ご紹介していきます。

今回はここまでです。次回「時計に縛られる子ども」をお楽しみに。

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