お母さんに頭をなでられている女の子

前回、時計に縛られる子どもについてお話しました。今回はその続きです。

時計に縛られる子どもは、時計のいうことを聞いて行動します。つまり、時計のいうことしか聞かないのです。子どもの行動は、時計が決めているのです。時計が決めているという表現もおかしいですが・・・。

しかし、このままでは、いけませんから解決方法を考えなければいけません。子どもを時計の呪縛から解放するためには、子どもの行動を時計が決めるのではなくて、お父さんまたはお母さんが決めてあげればいいのではないかと考え、その旨を前出の臨床心理士の先生に伝えると「そのとおりです」と回答がありました。

先生は、その後こう続けました。「時計から解放されたお子さんは、これまで強張っていた表情がウソのように穏やかになります。ただ、親御さんがお子さんの行動を決めてあげるにしても、お子さんは親御さんの言うことをすぐには聞いてくれませんから、結構大変な作業です」とも付け加えられました。

なるほど、理屈は簡単なのですが、実践は本当に大変そうです。実際にそのようなお子さんをお持ちの方は、とても気になるところだと思います。この件に関して、先生から解決方法までの言及はなかったのですが、この機会に私なりの解決法を考えてみました。

子どもが時計に縛られているのならば、親御さんの対応は時計を無視したり、決められた時間(子どもにとっての大事なルール)を破る行動をするのが、手っ取り早い方法かと思います。例えば、8:00に家を出るルールがあるならば、「今日は8:05に学校に行きます」と親が決めて親が決めたルールを子どもに守らせる方法です。(毎日、学校に行く時間を変えます)

いきなり、当日に学校に行く時間を変更するのはむずかしいとお考えならば、3日前から「○月○日は8:05に学校に行きます」と事前に何度も刷り込んで、慣れてきたら2日前からの刷り込み、そして前日からの刷り込み、最終的には当日の言い聞かせと徐々に慣れさせていけばいいかと思います。また、出る時間も「今日は7:50に学校に行きます」などいろいろとバリエーションを変えると、突然の予定変更にも対応できるようなると思います。なお、ここで重要なところは「これからは、毎日、学校に行く時間は、お母さんが決めます」ということを、お子さんに明確に伝えることです。

ここが抜けていると、お子さんは「8:00から8:05に時間が変更になっただけ」で、時計のいうことに従う状況は、今までと変わらないからです。なお、解決法をサラッと書いていますが、実際は、最初はとても大変だと思います。根気よく頑張ってください。

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