発達障害者の就労への道は険しい

本日は、発達障害者の就労の現実についてお話します。

健常児の場合、高卒での就職では、学校に来る求人票を就職担当の先生が就職希望の生徒に選ばせ、採用面接に至ります。学校に来る求人票数は、地元での一般的な評価(通常は、偏差値による序列。その他、地元での評判、OB、OGの有無など)に左右されるようです。地元での一般的な評価が低い学校では、求人票の数が少ないため、就職担当の先生が、企業への営業をして求人を探してくるケースもあるようです。

私の知っているケースでは、農業高校に進学した発達障害の生徒が3年生になり、就職担当の先生に就職の相談をしたところ、「発達障害の生徒のフォローまではできない」といわれたとのことです。その生徒は、最終的に一般就労をあきらめ福祉作業所に入所しました。

大学に進学した場合も、おそらく同じようなことが起こるのではないかと思います。他の一般の学生のように、リクルートなどを利用して自力で就職活動ができれば良いのですが、自力での就職活動が困難な場合でも、大学によるかもしれませんが、就職課に手取り足取りでのフォローしてもらうことは、むずかしいと思います。

発達障害児の場合、高校への進学は特別支援学校の高等部へ進学するケースが多いと思います。なぜなら、就職活動まで視野に入れた場合、普通高校より特別支援学校の高等部の方が、発達障害児の就職活動のノウハウがありますし、何より就職に向けて就労スキルを学ぶことができるからです。

ですが、特別支援学校の就職率はそれほど高くはありません。就職の状況は学校によりまちまちなので、具体的なことはいえませんが、文部科学省の特別支援学校高等部の卒業者(知的障害者:発達障害、ダウン症などがここにあてはまると思います)の就職率は約30%弱くらいです。その他、多くの進路先は福祉作業所という現実は、知っておいた方が良いかもしれません。(※文部科学省:特別支援学校高等部(本科)卒業後の状況(平成24年3月卒業者) ページ上段は中学校卒業状況なので、下段の表をご参照ください。 )

今回は、ここまでです。次回は、発達障害者の就職率をアップする方法をお話します。お楽しみに。

スマイル「就労するための最低条件」関連記事