就職率アップ!ガッツポーズの作業服の男子

発達障害児の就労はかなりハードルが高く、特別支援学校の就職率はあまり高くない現実をお話しました。今回は、その続きです。

発達障害児の就職率をアップする方法があります。そんな方法があるの?と半信半疑かもしれませんが、あります。それは、高等特別支援学校への入学です。高等特別支援学校は知的障害者を対象とした高等部のみの特別支援学校です。ただし、中学卒業の時期に入学者選抜試験(学力試験、実技試験、面接など)があり、過去の就職率で実績がある人気のある学校や専門科はそれなりの競争率があり、入学はわりとむずかしいです。ですから、数年越しでの入試対策が必要になると思います。

高等特別支援学校のタイプはさまざまであり、普通科のみの学校もあれば、専門科がある場合もあります。普通科では、通常の学科(国語、数学、理科、社会、英語など)を中心に学ぶ学校です。それに対して、専門科(具体的には、清掃、介護、クリーニングなどの就労スキルを専門的に学ぶことができる)では、専門科の科目を中心に学ぶことができます。学校によって、学習できる内容や学べる就労スキルが違いますので、事前に学校のホームページで、学習プログラムなどを十分に確認してください。なお、就労を目指すならば、就労スキルをメインで学べる専門科の方が良いような気がします。

就職活動は、特別支援学校、高等特別支援学校ともに、職場実習(インターンシップ)で対象企業を直接訪問し、1週間ないし2週間の実習を行い最終面接に臨み、企業側の採用基準に達していると判断されれば、晴れてその会社に入社できることになります。

企業側の採用基準はまちまちであり、また、企業側の採用担当者の感性や心情にも左右される要素がありますので、一概にこうですとはいえませんが、少なくともいえることは、仕事を前向きにこなすことができて、元気なあいさつができて好感をもたれる必要があろうかと思います。

※ここで、企業側の採用担当者の感性や心情に左右される要素としては、例えば、礼儀を重んじるタイプの方であれば、あいさつが不十分だったり声が小さかったりすると、特にそれだけで心証が極端に悪くなることがあります。清潔感を重視するタイプの方であれば、髪がボサボサであったり衣服の汚れがあったりすると、同様に心証が悪くなります。

高等特別支援学校に入学できたとしても、必ずしも就職ができるわけではなく、やはりハードルが高いのは事実です。それでも、就職率をさらにアップする方法はいろいろあります。

例えば、ある会社での職場実習で不採用になったとします。でも、そこで何の反省なしに次の職場実習を頑張ろうではダメです。その会社の企業担当者に、不採用となった理由の詳細を確認しましょう。それが、あなたのお子さんの欠点です。その欠点を指摘してくれた企業側に感謝する姿勢が必要ですし、次の職場実習では同じことを指摘されないように改善してから頑張りましょう。欠点が改善されていれば、次は採用してもらえる可能性が以前よりアップしているはずです。

今回はここまでです。次回は、就労を実現するための最低条件についてお話します。お楽しみに。

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