「チャンス!」とニッコリ笑う男の子

新入学、新学期を迎え、新しい環境でお子さんに新しく友だちはできたでしょうか。今回は、発達障害児の友だちづくり、友だち関係についてスポットをあてていきたいと思います。

発達障害のお子さんを抱える親御さんの悩みの1つに、わが子に友だちがいないというのがあります。どうしてわが子には友だちがいないのだろうか、どうすれば友だちができるのかと悩む親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

実は私も息子が小中学校時代は、友だちがいないことを気にしていました。友だちがいれば、余暇の過ごし方も変わってくるだろうか、友だちがいれば良くも悪くも影響をうけて息子の成長に有効なのではないかとか、いろいろと考えを巡らせていました。ですが、息子は普通学級に在籍していたので、友だち関係まではむずかしいのかなとも考えていました。

クラスメートたちとは、小学校卒業までは仲良くしてもらい感謝していました。ですが、どちらかというと対等の関係ではなく、遊んでもらっている感じだったのです。これだけでもありがたいことですが、友だち関係といえるまでには発展しませんでした。また、中学校に入学後は、みんな部活動などで忙しくなったため、その後は、残念ながら、ほとんどの子どもたちとは疎遠となってしまいました。

息子に友だちができたのは、高等特別支援学校に入学後です。高校では、息子の周囲にいる子どもたちは、息子と同じように発達障害など知的な障害のある子どもたちです。息子はどちらかと言えば、人間関係においては積極性に欠けるところがあったので、きちんと友だち関係を構築できるだろうかと心配しましたが、杞憂に終わりました。息子の学校は、1クラス10名の少人数クラスですが、クラス内だけではなく、他クラスでも友だちがたくさんできたようでした。

新たに友だちをつくりたいと思ったら、新入学、新学期は大チャンスです。なぜなら、あなたのお子さんだけではなく、他のクラスメートも友だちをつくりたい、たくさんつくりたいと考えているからです。こちらの一方的な思いではなく、相手方も同じように思っているのですから、大チャンスなのです。

ですが、油断は禁物です。チャンス期間はそんなに長くありません。みなさんも経験があると思いますが、友だち関係が構築されていくと徐々に仲の良いグループに別れていく傾向があります。みんな仲良くではなく、仲良しグループが形成されるので、いずれかのグループに入れないと、気がつけばひとりぼっちなんてこともありますから、注意が必要です。

このチャンス期間を過ぎたらもうチャンスがないかというと、まだまだチャンスは残されています。それは、部活動やクラブ活動への参加です。部活動やクラブ活動は、また別の意味でもチャンスなのです。部活動やクラブ活動は、クラスや学年を超えて、さまざまな生徒が参加しています。部活動やクラブ活動を通じて、新たな友だち関係の構築を模索することが可能です。また、そちらを通じて、同じクラスのグループに入れてもらえる可能性もあります。

それ以外にも、学校生活にはさまざまな行事があり、友だちをつくるチャンスはまだまだありますので、あきらめずにいきましょう。

今回は、ここまでです。次回は、「友だちはどうしたらできるの?」をお話しします。お楽しみに。

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