「よろしく」とはにかんでいる猫

友だちをつくるには、知り合うきっかけが必要です。知り合うきっかけはさまざまですが、多くは学校で同じクラスになったなど、新入学や新学期のクラス替えなどで仲良くなって、友だちになるケースが多いと思います。

新たに友だちになるきっかけについて

<学校>
  • 同じクラスになる
  • 部活動が同じになる
  • クラブ活動が同じになる
  • 学校行事などで仲良くなる
<会社>
  • 同じ部署になる
  • 休憩時間に休憩所などで仲良くなる
<その他>
  • 趣味サークルなどで仲良くなる
  • 友だちの紹介など

友だちになるプロセスは、まず相手と知り合うきっかけから始まります。知り合うきっかけは、新入学や新学期のクラス替えなどが多いと思います。知り合ってから、会話を基本とするコミュニケーションを通じて、共通の話題や趣味などがある、または、仲良くしたいと思う気持ちがあれば、気が合う者同士が友だち関係に発展します。

友だちになりたいと思う相手方から、友だちになりたいといってもらえれば良いのですが、そう都合よくはいかないものです。ですから、友だちをつくるには、友だちになりたいと思う相手に、その旨の意思表示をする必要があります。

私はこれまで多くの発達障害児を見てきましたが、これまでの私の経験に基づく分析では、発達障害児のコミュニケーションを基準としたタイプ別では、下記の(A)と(B)のタイプがいますが、数的には、(B)のタイプの方が若干多いような気がします。

<発達障害児のコミュニケーションを基準としたタイプ別>
  • (A)どちらかといえば、親しくない他者でも話しかけるのに躊躇しないタイプ
  • (B)どちらかといえば、親しくない他者に話しかけるのに躊躇するタイプ

(A)のタイプは、他者に話かけるのに躊躇しない分、他者に対して遠慮のない発言をしたり、相手に配慮しないで一方的に話をすることがあるため、トラブルになる傾向があるような気がします。(B)のタイプは人と話をすること自体が苦手なタイプですから、コミュニケーションが苦手ということになります。どちらにしても、言葉のキャッチボールがむずかしいことから、一般的に、発達障害児は他者とのコミュニケーションが苦手の場合が多いといわれる理由は、ここにあるのだと思います。

私が知っている(A)のタイプのお子さんの多くは、知的にさほどの遅れがなければ、他者に話しかけるのに躊躇しないことから、相手ともすぐに意思疎通ができます。ですが、話す相手への配慮が足りないことがあるためにトラブルになるとまではいかなくとも、相手から徐々に距離を置かれてしまうことが多いように思います。

具体的に配慮が足りないところは、相手が気にしていることをストレートに言ってしまうことなどです。ですが、別に(A)タイプのお子さんの性格が悪いということではありませんので、誤解の無いようにお願いします。単純に、こう言われたら、相手がどう思うかということを想像するのがむずかしいからだと思われます。

息子は、典型的な(B)のタイプです。話しかけられれば、受け答えは十分にできます。友だちなど親しい関係では、自分から問題なく話すこともできます。しかし、親しくない相手に対して、自分から仲良くするきっかけをどうつくったらいいか、よくわからないようです。相手に対してこういうことを言うと、相手を不愉快にすることは理解しています。しかし、あまり親しくない相手の場合、緊張するためなのか、自分からはうまく話ができないようです。

今回はここまでです。次回は、(A)タイプの子どもが友だち関係を構築するためにはどうしたらいいかについて、お話しします。お楽しみに。

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