ちょっと気になる「aibo」

最近ソニーから、AI(人工知能)搭載の「aibo」が発売されました。値段は、本体価格が税込みで213,840円、AIの通信サポートとして、購入者はベーシックプランに加入が必須(一括払い税込み:97,200円)なので、購入するには、最低でも311,040円かかります。
もしも、今、息子が3歳~5歳だったら、値段は少し張りますが、無理してでも購入していたと思います。実は12年前の旧型AIBO(当時25万円)の発売時にも同じようなことを考えた記憶を思い出し、何だか可笑しくなりました。12年前、息子は小学校高学年でしたので、もっと早く発売してくれたらよかったのにと思っていたのでした。
息子と一緒に成長してくれるパートナーとして、期待していたのです。本当は、本物の生き物(犬や猫など)の方がよりリアルに、息子を良い方向に刺激してくれる可能性があると考えていたのですが、当時は、転勤族でペット不可物件に住んでいたことに加え、私も妻も生き物が苦手だったのです。(動物園で見るだけならいいのですが)十分な世話ができないとすれば、無責任に生き物を飼うことはできないと考え、断念していました。
その代わりに、息子が幼稚園の年長の頃だったと思うのですが、ファービーを購入しました。ファービーは、大きさ20センチくらいのモンスターのような人形のおもちゃです。機能はよく覚えていないのですが、おしゃべり機能(会話ができるような高度なものではない)が付いていて、息子の情緒教育に良い影響があればと購入したのです。
その結果、息子とファービーは大の仲良しにな・・・・・・りませんでした。ファービーの風貌はモンスターそのものだったこと、声も低音で、息子はとても怖がってしまいました。結構高かったのにと思いましたし、息子に良かれと思って購入したのですが、結果的に息子を怖がらせることになってしまい、親の勝手な自己満足はいけないと反省しました。
その点、「aibo」は、愛らしい風貌でもっと早く発売してくれたなら、息子の良いパートナーとなれたのに・・・と、よく考えたら、息子は犬が大の苦手だったのを思い出しました。発売がもっと早かったら、また勇み足をしていたかもしれません。