いじめに負けるな 私と息子のいじめ解決奮戦記 ② 加害者側は認めない編

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悪びれない、いじめっ子の母親

前回は、息子にいじめがあったことが発覚したお話でした。詳細は、こちらをご参照ください。

今回は、加害者側とのファーストコンタクトのお話です。まさかのとんでもない展開が待っていました。

ご注意ください

本文には、かなり衝撃的な内容も含まれますので、ご注意ください。(ショックをうけやすい方は、お読みにならない方がいいかもしれません)

主な登場人物

いじめ加害者
いじめリーダー格の兄弟(息子とは学年が違う)
(以下、A兄:当時、小学5年生、A弟:当時、小学3年生)
※いじめの取り巻きの児童:C(当時、小学5年生:息子へのいじめの関与あり)の他、複数人あり
いじめ兄弟の母親(以下、A母親:PTA幹部)
いじめ被害者
息子(当時、小学4年生)
学校側
A兄担任
担任(息子の担任)

加害者側とのファーストコンタクト

怒気を隠さない、いじめっ子の母親

息子からの聞き取りおよびCからの目撃証言により、おおよそのいじめの概要がわかったので、電話で担任の先生に連絡し、今後の対応について相談しました。

その後、担任の先生から、加害者側のA兄親子が謝罪したいとの申し出があったと連絡があり、後日学校の会議室で会うこととなりました。

この時点では、このいじめ案件はすぐに解決するだろうと安易に考えていましたが、その考えは、とんでもない誤りだったことが後日わかりました。

最終的にこの案件は、解決までに数年を要することになります。

加害者側のA兄親子側との面談

参加者(7名)

加害者側(3名)
A兄とその母親(以下、A母親)
A兄の担任の先生(以下、A兄担任)
被害者側(4名)
私、妻、息子
息子の担任の先生

以下、そのときの主なやり取り

私

ご主人は来られなかったのですか

A母親

夫は仕事で忙しいので、来ることができませんでした

私

では、今回のいじめですが、どのような理由であなたのお子さんは、息子にいじめを働いたのでしょうか。
また、今回のいじめに関して、お宅様では息子さんにどのような対応をされましたか

A母親

いじめなんてしてませんよ。A兄が自転車で通りかかったとき、息子君が道路に座り込んでいて、誤って道路に置かれていた息子君の習字道具を轢いてしまったんです。
だから、習字道具を誤って轢いたことと、息子君をそのまま放置してしまったことは悪かったと思うので、それについては謝罪します。
『どぉーも、すみませんでしたぁ(ふてくされた態度で、とても感じの悪い謝罪)』
さぁ、A兄も早く謝りなさい

私

そんな謝罪の仕方はないでしょう。
それに、今、あなたがされた状況説明は、とても不自然です。
また、あなたの人を馬鹿にしたような謝罪の態度から、息子へのいじめが間違いなくあったことを確信しました。
このままではあなたのお子さんは、また同じことを繰り返すでしょう。
絶対に、このまま終わりにはしませんよ

A母親

もう、謝罪は済んだんですから帰ります。この後、A兄のお稽古の時間なので失礼します

そのまま、A兄親子は強引に帰ってしまいました。

A母親とのやり取りは、私にはとても衝撃的でした。

まさか、A母親のような親がいるなんて、とても驚いてしまいました。

当初は、このいじめ案件もすぐに解決できるだろうと踏んでいた、私の考えの甘さを痛感したのでした。

そして、まだ衝撃的な出来事は続きます。

A兄親子が帰った後、A兄担任から、またまた衝撃的な発言がありました。

A兄担任

A兄は、クラス内でも結構手を焼いているんです。
いじめられているのは、あなたのお子さんだけじゃないんですよ。
私もほとほと困っているんですが、もう、謝罪は終わったから、あなたのお子さんへのいじめは、これで解決ですよね

私

先ほどのアレは、謝罪ですか?
あなたの耳は正常ですか?これ以上、そのような不毛な主張をされるのであれば、この話は上位の先生にもっていくしかありませんよ

私

また、A母親は、いじめの事実を認めていないようですが、なぜですか。
A兄担任の先生の話ぶりでは、これまでも同様ないじめがあったんですよね。
でもA母親は、いじめを認めて謝罪したわけでもないし、あのA母親の態度はいただけませんよね。
それでも、A兄担任の先生は不毛な主張を繰り返すのですか

結局、A兄担任は自分の発言を撤回することなく、声を荒げて「もう、謝罪は済んだので解決済み」と取りつく島もない状況で、強引にこのいじめ案件の幕引きをしようと躍起になっていました。

強引にいじめを解決にもっていこうとする先生

この日は、校長、教頭ともに不在だったため、仕方がないので後日改めて話し合いをすることになったのです。

ここで、1つの疑問が生じました。

A兄担任は、なぜ、あんなにわかりやすくA母親の肩を持つような行動をしたのか、ということです。

A母親は相当に気が強そうな性格なので、「ここはA母親の味方になっておいた方が得だ」との計算が働いたのでしょうか。

いずれにせよ、最初のアクションでこの調子ですから、今後の交渉では嵐が吹き荒れる嫌な予感がしていました。

A母親による裏工作(根回し)

証拠隠滅のため、根回しをするいじめっ子の母親

上位の先生とのアポイントと同時に、目撃者Cから「A兄による息子へのいじめ」についてのヒアリングを、担任の先生にお願いしました。

その直後の出来事ですが、妻が息子を公文の塾に迎えに行った帰りのこと、途中にCの自宅があるのですが、その門扉のところでA母親とCの母親が何やら話をしているのを、目撃したと妻から話がありました。

先日のやりとりから、もしかしたら、いじめの隠ぺい工作をしているのではないかと、ちょっと嫌な予感がありましたが、その予感は的中しました。

翌日、担任の先生から、「Cへのヒアリングを実施したが、息子へのいじめの事実は確認できなかった」との連絡をうけました。おそらく、C親子への裏工作(根回し)の結果です。

さらに、学校側は息子にもヒアリングをしたようです。

後で息子に確認したところ、ヒアリングをした先生から「いじめは無かったよね」と何度もしつこく言われて、仕方がなく「はい」と答えたそうです。

「いじめは無かったよね」としつこく息子に聞いた先生

担任の先生に息子へのヒアリングのやり方に抗議しましたところ、「すみません」と謝られました。

担任の先生も、学校側のヒアリングのやり方に疑問を感じていたようですが、どうにもならなかったようでした。

A母親は、元々派手な性格なので学校内ではわりと目立った存在なのは、以前から知っていました。

また自宅も近いので、A母親がボスママ的な存在であること、A母親の自宅前に子分ママが車を止めて頻繁に出入りしていたのも知っていました。

ボスママ

さらに、A母親は、息子たちが通う小学校のPTAの幹部でもあったので、学校側に対する影響力もあることが予想されました。

性格も相当にきつい感じのお母さんでもあり、ファーストコンタクトが終了した時点で、かなりの苦戦を強いられるかもしれないと覚悟を決めたのです。

A母親の裏工作はCの母親だけではなく、学校側へも事前の根回しが強力に行われているようでした。

もちろん、実際の根回しをしている現場は、C宅の目撃のみでその証拠はありませんが、その後の上位の先生との面談時に、学校側からの嫌というほどA母親側への露骨な肩入れがありましたので、根回しがあったのは間違いないと確信できました。

現状では、本当に多勢に無勢の状況です。

学校側は完全に強い方(A母親)の味方といった感じでしたし、A母親による露骨な囲い込みを目の当たりにして、多くの方はそこで戦意を喪失してしまう場面かもしれません。

しかし、私はこのような状況に追い込まれると俄然やる気を出すタイプなので、ここは相当な時間とエネルギーを費やしたとしても、まったく非のない息子に対するいじめを解決すると強く決意しました。

憤りを覚え、闘志を燃やすお父さん

また、A兄担任の言葉から、おそらくA兄が学校内で好き勝手にいじめを繰り返してきて、その被害者も多く存在しただろうと思います。

しかも、その都度A母親が力技で、いじめの事実を隠蔽してきたことが想像できます。

多くの児童やその親御さんが泣き寝入りをしてきたのではないかと思うと、息子のいじめを解決することが、これまでの被害児童を救うことにもなるだろうと思ったのでした。

今回はここまでです。

次回は、学校側(上位の先生方)との初交渉です。ここでもまた、信じられないことが起こります。お楽しみに。

嬉しそうな笑顔のお母さん

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