「生活する知識と生活する力」ガッツポーズをしている中学生

前回は、時刻表を使った時間の計算問題にチャレンジしました。

今回は、カレンダーを使った問題にチャレンジします。

カレンダーは、日常生活には不可欠のものです。

ですから、高等特別支援学校の入試問題でもカレンダーを使った問題が良く出題されています。

カレンダー問題でちょっとむずかしいのは、月によって日数が違うところにあります。

例えば、以下の問題はどうでしょうか。

演習例題1:当ブログオリジナル問題

(1) 6月13日が水曜日だった場合、1週間前の水曜日は何月何日ですか。

  月   日

解答例

1週間前ですから、指で数えて(7日前)が答えになります。または、7日を引き算しても答えを出すことができます。

答え 6月6日

(2) 6月6日が水曜日だった場合、1週間前の水曜日は何月何日ですか。

  月   日

解答例

1週間前ですから、指で数えて(7日前)が答えになりますので、5月の最終日の1日前になります。ただし、ここで問題なのは、5月の最終日が何日なのかが問題です。5月の最終日が31日であることを知っていないと答えを出せません。

答え 5月30日

各月の最終日について

最終日が31日の月

1月、3月、5月、7月、
8月、10月、12月

最終日が30日の月

4月、6月、9月、11月

2月

最終日が28日と29日(うるう年)がある。

演習例題2:当ブログオリジナル問題

ごみ収集カレンダーを見ながら、次の問題に答えなさい。

ごみ回収カレンダー
ごみ回収のルール説明

(1) 次の行動が正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。

• 明日は月曜日の可燃ごみの収集日ですが、朝起きるのが大変なので、生ごみを前日の夜に出した。

  

解答例

答えは、×  前日の夜に出すのはルール違反です。当日の朝、何時から出してもいいのかのルールは明確ではありませんが、社会通念上、常識的には6時くらいからだと思います。

• 今日は月曜日で可燃ごみの収集日だったのですが、生ごみを出し忘れてしまった。他の市では、生ごみを不燃ごみに指定している市もあるので、火曜日の不燃ごみに出した。

  

解答例

答えは、×  この市では、生ごみは可燃ごみと決められているので、不燃ごみの日に出すのはルール違反です。(住んでいる自治体のルールを守りましょう)

(2) 今日は4月14日です。空き缶を捨てたいのですが、今日から最も早く捨てることのできる日は何月何日ですか。

  月   日

解答例

答え 4月17日  この市では、空き缶は不燃ごみ決められています。直近の不燃ごみの回収日は4月17日。

(3) 新聞紙は可燃ごみの日に出すこともできますが、資源ごみの日に出すことがのぞましいとされています。その理由を答えなさい。

解答例

新聞紙は再生紙として再利用が可能です。資源の有効活用ができるので、資源ごみの日に出した方が良いと思います。

一般的な常識を理解しているかなどを問う問題が多く出題されています

ゴミの収集袋を持ったワンちゃん

上記の問題で(演習例題1)は、カレンダーの基本的な知識を問う問題です。

(演習例題2)は、ごみ収集カレンダーや注意書きなどを見て、ルールの内容を理解しながらルールどおりの対応ができるか、一般的な常識を理解しているかなどを問う問題です。

この手の問題は、さまざまなパターンがありますので、発達障害のお子さんにすべてをカバーさせるのはむずかしいかもしれません。

しかし、今後、社会のなかで生活をしていくうえで、一般的な社会常識をどこまで教えてあげられるかは、親御さんとしては、今後の課題だと思います。

なかなかむずかしいところもありますが、高等特別支援学校の入試問題対策だけではなく、お子さんが将来、常識ある社会人として社会のなかで生活することを前提とすれば、やはり少しずつでも教えていきたい事項でもあります。

あせらず、ゆっくりと習得させていきましょう。

シリーズのまとめ

カレンダーと時計

今回、7回シリーズで高等特別支援学校の入試問題で出題傾向が高そうなところについて、当ブログのオリジナル問題を提供させていただきました。

また、特に、発達障害児には理解がむずかしい、時間の計算問題をメインにご紹介しました。

これが全部理解できたとしても、必ずしも高等特別支援学校の入試問題に合格できるわけではありませんが、確実に合格できる可能性はアップしていると思います。

試験を受けている中学生

なお、ここでご紹介したのは、あくまでも私個人の独断と偏見に満ちた予想問題です。

実際には、各自治体の過去問題を確認できれば良いのですが、過去問題を公表していない自治体が多いため、なかなか出題傾向をつかむのはむずかしいです。

ですが、過去問題を公開している自治体の過去問題の出題傾向を考察してみると、一貫していえることは、将来の日常生活で求められることが圧倒的に多いような気がします。

つまり、親御さんがお子さんに対して、将来の生活する知識や生活する力をつけてあげることが、一番の受験対策であると思います。

お母さんと男の子

今後も機会を見ながら、高等特別支援学校の入試予想問題をご紹介していきます。

焦らず、ゆっくりと少しずつ頑張っていきましょう。

今回のまとめ

高等特別支援学校の入試予想問題(カレンダーに関する問題)

  • カレンダーに関する基本的な知識を問う問題がある
  • 今回のごみ回収問題のように、ルールの内容を理解しながらルールどおりの対応ができているかなどを問う問題がある
  • 社会的な一般常識を問う問題もある

高等特別支援学校の入試問題の出題傾向

  • 発達障害児の将来の生活において、生活する知識や生活する力を問う問題が多い
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