プロフィール

自己紹介(趣味、お気に入り、そして本当の私)

ガンダムおたくで、ペリーヌ物語にも涙する少年の心を持ったオヤジです。
趣味は息子との親子ウォーキングです。
それに加えて、アニメ、ゲームで、よく考えてみると息子とまったく同じです。
ですが、息子と同じ趣味なので、同じ話題で盛り上がることができます。
今では息子の影響をうけて、年甲斐もなく萌えアニメも楽しんでいます。
ゲームは、ドラクエ、FFはだいたいクリアしています。
ブログ記事は、できる限り根拠を明確にして、しっかり考察したうえでみなさんに理解していただけるように、わかりやすく記事を書くように心がけています。
私の文章は多少固い感じなので、堅物で生真面目な人物と誤解されがちですが、普段の私はこんなグダグダな感じです。
ガッカリした方、ただのおたくなオヤジで、すみません。
息子と話をするときも、普段はこんな風にくだけた感じでやり取りしています。
その方が息子も緊張せずに普通に話せるようです。
(息子にとっての私の印象は、怒ったときはとても恐いけど、普段は優しい。でも、とてもウザいオヤジだそうです。妻にも同じようなことを言われたような気が・・・)
本当の私はこんな感じですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
本ブログを立ち上げた理由
発達障害の息子の子育てについて話せば、息子が乳児期の頃から成人に至るまで、とてもとても長くなりますので、ここでは詳細は割愛します。
(1) 息子の子育ては、とても大変だった

幼児期の子育て(しつけ、身辺自立、幼児教育など)、就学後の学習(授業についていくのは、とても大変でした)、いじめ対応、進路対策(高等特別支援学校への受験対策、就労の実現への道筋など)、どれをとっても苦労の連続でした。
私自身としては、特に幼児期の子育てが最も大変で、すべて投げ出したくなるほどに悩んでいました。
なぜかと言えば、発達障害児の子育てに有効な情報(発達障害児でも成長が期待できる子育て情報)に関して、明確な情報をまったく得ることができなかったからです。
当時は、自宅にインターネット環境はなく、情報源としては、書籍、療育施設の医師、臨床心理士、先輩ママからの情報に限られていました。
入ってくる情報量はそれなりにたくさんあるのですが、私が本当に欲しいと考える情報は、ほとんど得ることができなかったのです。
当時の息子は、息子は2歳半で、発達障害(自閉症)の診断をうけました。そのときの療育手帳の判定はB(中度)でした。
知的な遅れが著しく、障害特性も日常生活に支障をきたすレベルでした。
息子の障害特性で最も顕著だったのは、少しでも気に入らないことがあると、激しいパニック(かんしゃく)を起こすことでした。
息子は、当時、幼児にしては発育が良くて体力もあったので、泣いて暴れる息子を抑えるのは、大人の体力をもってしても大変なことでした。
そのため、息子の子育ては試行錯誤の連続でした。
息子に対して、こうすれば改善するだろうか、こうすれば成長を促せるのではないかということを1つ1つ実践していきました。
このように、子育ての実績を少しずつ積み上げていったのです。
(2) 本当に欲しい有効な子育て情報は、なかなか見つからない

この地道な子育ての積み重ねが、今日までの息子の成長につながったと確信しています。
しかし、私の子育てには明確なお手本がなかったので、これが有効な子育てだと私自身が確信できるところにまでたどり着くまでに、相当な遠回りをした感は否めません。
今では、どうでしょうか。
発達障害児の子育てに関する情報は、インターネットを通じて簡単に手に入れることができます。
しかし、情報の中身はというと、玉石混交といったところだと思います。
本当に欲しい情報は、あまり無いような気がします。
みなさんは、どうでしょうか。
本当に欲しい情報を手に入れることができたでしょうか。
私もインターネット検索を良くするのですが、本当に価値のある情報は少ないと感じています。
特に、発達障害の子育てに関する情報について、本当に有益なものは本当に少なすぎるという印象です。
最終的に、私は息子を立派に育てあげることができたと自負していますが、その過程においては、多くの方々の協力もあって成し得たことと、協力をいただけた方々にはとても感謝しています。
ですから、これまで私自身が試行錯誤の努力の子育てのなかで、培ってきた子育てに関する情報をみなさんのお役に立てたらと思った次第です。
なぜなら、有効な情報があれば、誰でも、発達障害児の子育てを効率的にできるだろうと考えたからです。
ですが、誤解の無いようにしていただきたいのですが、発達障害児の子育てはやはり大変なことに、変わりはありませんし、言うほど簡単ではありません。
本ブログでご紹介する子育ては、楽にできる子育てではありません。
本当に、成果を期待できる子育てです。
しかし、これは私の実感なのですが、本当に大変なのは最初だけです。
(3) 子育ての基本は「協調性」を育てること

もう、子育ての核心的なところに触れてしまいます。
極端な言い方をすれば、子育てとは「協調性」を育てることといっても過言ではないと考えています。(まあ、これだけではないのですが)
本当に大変なのは、子どもに「協調性」を身につけさせる過程だけだと思っています。
子どもに「協調性」さえ育ってくれば、乱暴な言い方ですが、後はどうでもうまくいくと考えています。
なぜなら、「協調性」を育てることが子育ての基本と考えているからです。
「協調性」は、わが子が、今後、社会のなかで人とかかわりながら生きていくのに欠かせないものです。
それは、健常児でも発達障害児でも、変わりがないと考えているのです。
あなたの子育てが、うまくいくことを心から願っています。
ファブリさんのこれまでのヒストリー
(1) 大学や会社で経験したことなど

もう数十年前になりますが、某国公立大学(学部は商学部で会計学を専攻)を卒業しました。
大学卒業後は、主に生命保険会社など数社を経験しました。
これまで会社で経験した主な業務内容としては、人事・総務業務全般、コンプライアンス関連業務などに従事していました。
人事・総務業務で得られたこと
人事・総務という部署は、どこの会社にもあると思います。
人事・総務を経験できたことは、私にとってはとてもラッキーだったと思っています。
人事では採用などを通じて会社にとってどんな人材が必要なのか、どんな部署にどんな人員を配置したらいいのか、社員のモチベーションをどのようにアップさせたらいいのかなどを学習できたからです。
(これまでの経験から逆に、会社はどんな人物を採用したいと考えているのか、発達障害児を雇用する理由などについても、推察することができます。
また、社員のモチベーションアップの経験は、子どもの学習姿勢や就労へのモチベーションアップへのヒントにつながっています)
また、総務では、その会社業態や社内の部署全体を見渡すことができます。
会社の今後の方向性についても、知ることができます。特に注目するところは、社内のお金の流れです。
会社は特に必要だと思うところに、たくさんのお金を投入します。
それを制御するのも、総務の仕事です。
人員をある部署に多く配置することも、お金をかけていると言えます。(人件費が会社のなかでの、最も大きい費用なので)
会社は生きていますから、外的、内的な環境の変化に応じて、会社の大きな方針も変化させています。
具体的には、予算で多くの資金を投入したり資金を引き揚げたりしながら、調整しています。
(子育てでも、同じことがいえます。親の体は1つだけですから、本当に必要なところにエネルギーを無駄なく配分する必要があります。子どもにはさまざまなことを教えたいけど、一度にすべては無理です。状況を加味しながら優先順位を考えて、最も大事なところから始めます)
コンプライアンス関連業務で得られたこと
コンプライアンス関連業務は、一般のみなさんにはあまり馴染みがないかもしれません。
コンプライアンスは、日本語では法令順守(法律を守ることと訳され)、法令を守るだけではなく、モラル意識をもたせるなど幅広く解釈されています。
そのなかで私の仕事は、社内外のトラブルに関して、コンプライアンスの観点からの問題解決でした。
案件のどこに問題点があって、再発防止をどのようにするのか、関係者の処分案、被害者に対してはどのように救済していくべきなのかなど、法律やモラルの観点から解答を導き出す仕事です。
ここでは、問題解決に関する感性を鍛えられました。
息子へのいじめの解決
息子へのいじめの解決は、コンプライアンスの仕事を経験する前でした。
息子へのいじめを解決した経験が、コンプライアンスの仕事に生かされた感じです。
問題解決能力という意味では、発達障害児を取り巻く環境についての問題点を洗い出し、具体的で現実的な解決策を導き出すことができることは、私自身の強みだと思っています。
今後も、ブログ記事で、みなさんにお役に立てる記事を掲載できるように、さらに感性を磨いていきたいと思っています。
(2) 高等特別支援学校での充実した勉強会、自閉症親の会の運営

会社勤務の傍ら、中度判定の自閉症の息子(二男:以下をご参照ください)を頑張って育ててきました。
最終的に、一般企業への就労を実現させることができました。(現在も元気に勤務を継続しています)
高等特別支援学校での充実した勉強会
息子の就労の実現の可能性をさらに上げるために、高等特別支援学校への入学することにしました。
高等特別支援学校は、一般的に就労率が高い学校ですが、それでもそこに在籍する生徒全員の就労が実現することは、なかなか達成が困難な課題です。
息子が高等特別支援学校に在籍中には、学校内で意気投合した有志の先生方と勉強会を開催しました。
その目的は、生徒たち(およびその親御さんも含めた)の就労に向けた意欲の向上、就労率をアップするための対策など、多岐にわたり模索をしました。
そのなかで、生徒たちの100%就労を目指して、企業側の立場に立った提案(就労率をアップする施策のアドバイス)など、幅広い支援ができたと思います。
(息子の学年では、最終的に100%就労が達成されました)
自閉症親の会で目指していたものは・・・

息子が小学校(普通学級に在籍)の高学年時には、息子に対する酷いいじめが発生しました。
数年かかりましたが、いじめを完全解決することができました。(いじめ解決に関しては、本ブログ記事でもご紹介しています)
また、同時期、自閉症の親の会を数年間運営してきた実績もあります。
私が親の会の活動のなかで考えていたことは、発達障害の子どもたちを如何に、将来の幸せな生活に導くことができるかという大きな命題でした。
目指していたものの理想と現実
親の会に参加していたお母さん方の多くは、未就学児の母親でしたから、当時のお母さん方の話題の中心は、お子さんたちの就学先についてでした。
本来ならば、将来の就労に向けてお子さんの成長を促せるための学校環境が重要ですから、そのために、お子さんにとって最適な就学先を選択すべきです。
最適な就学先の模索をすべきだったのですが、お母さん方の結論は既に出ていました。
当時のお母さん方のお子さんの就学先の希望のほとんどは、何が何でも普通学級でした。
ですから、親の会としての主な議題は、普通学級でうまくやっていくためには、どうしたらいいのかに終始していました。
当時は私も就学先の選択については、子どもの能力よりも若干高いところに挑戦するのが、最も良い選択なのではないかと考えていたのです。
それは、小学校に入学後の子どもの成長も期待してのものです。
ただし、それには前提条件があるとも考えていました。
その前提条件とは、子どもの能力が普通学級で求められる能力に達していない場合には、親御さんにその差を埋める努力が必要となるだろうということです。
普通学級では、担任の先生に多くの負担を強いるとトラブルになることは、容易に想像できます。
ですから、親御さんの具体的な対応としては、お子さんが普通学級に馴染めるまでは、学校に付き添うことも覚悟しなければいけないとも考えていました。
ですが、お母さん方の対応はさまざまでした。
その結果、うまくいったケースもあれば、そうでなかったケースもあります。
多くの場合は、残念ながら圧倒的に後者のケースが多かったと思います。
最適な就学先は、「お子さんにとっての最適な就学先」

先ほど「当時は私も就学先の選択については、子どもの能力よりも若干高いところに挑戦するのが、最も良い選択なのではないかと考えていた」と申し上げました。
しかし、現在では「お子さんにとって、最適な学校環境の就学先を選択することが大事」と、考えを改めています。
なぜなら、現実問題として、上記の前提条件を親御さんが負担するのは大変ですし、お子さんにもとても負担がかかるからです。
発達障害児にとって普通学級は、とても過酷な環境であることは間違いありません。
お子さんの就学先の選択の際には、十分に慎重な検討が必要だと思います。
最終的に目指すべきところとは?

私がここで得た教訓は、本当に大事なことは、最終的に、お子さんの将来の幸せな生活を確立することです。
具体的には、お子さんの就労の実現が、その生活の裏づけになります。
それを実現させるためには、さまざまなスキルをアップさせる必要があります。
ですから、学歴期は、お子さんに無理なくスキルを学ばせ、成長を促すための大事な時間だという認識を持つべきだということです。
具体的には、お子さんの就労の実現のための成長やスキルアップを、お子さん自身が無理なくできる就学先の選択(学校環境の選択)がとても大事だということです。
それを、みなさんには、ぜひ、お伝えしたかったのです。
息子のこれまでと現在のようす
乳幼児時期の息子の状況は・・・

息子(次男)は2歳半のときに発達障害の診断をうけ、その直後に交付された療育手帳の判定は「B(中度)」と、知的に重い障害を伴う発達障害児でした。
さらに、障害特性も重くパニックをすぐに起こして泣いて暴れるため、日常生活に支障をきたす子どもでした。
その後、息子の成長に伴い、小学校高学年時の療育手帳の判定は「C(軽度)」に改善していました。これ以降の判定も「C(軽度)」。
息子の乳幼児期は、気に入らないことがあるとすぐにパニック(かんしゃく)を起こす子どもでした。
一度パニックを起こすと無駄に体力があったものですから、泣き疲れるまで寝るまで、泣いて暴れて手がつけられない子どもでした。
子育てがうまくいくと・・・

息子の大きな転機となったことは、3歳から私も子育てに参加して、わりと早い時期に息子に「協調性(他者との適切な関係を築きたいという謙虚な心)」を習得させることができたことです。
そして、息子との「適切な親子関係」を築くこともできたことです。
その結果、息子が4歳になる頃には性格が穏やかになり、パニックを起こすことはほとんど無くなりました。
そこからの息子の成長は著しく、さまざまな面で成長を促すことができました。
例えば、3歳まではほとんど言葉が出ていませんでしたが、小学校入学時には、健常児と比較してもちょっと言葉が遅れているなくらいまでは、成長できていました。
発達障害の診断をうけてから、3度の引越を経験し生育環境が大きく変化したものの、特に問題なく対応できていました。(4歳児、5歳児、6歳児時に引越:幼稚園、学校それぞれ1回ずつ変わっています)
幼稚園時代は療育施設にも通所。(週に3日は幼稚園、週に2日は療育センターに通所) 小中学校時代は、普通学級に在籍。
その後は、高等特別支援学校の入学者選抜試験に合格し入学。高等特別支援学校卒業後は、自動車部品メーカーに就職し、現在に至ります。
子育てで、なぜ「協調性」が求められるの?

息子がここまで成長できたこと、現状まで理想に近い形でやってこられた理由は、息子が「協調性」を早い時期に習得できたことが、とても大きかったと分析しています。
学校生活、会社生活も集団生活ですから、みんなとうまく仲良く付き合っていく能力が求められます。
個々人の人間関係でも、同じことがいえます。
その能力こそが、「協調性」です。
人が生まれてから初めて成立する人間関係は、「親子関係」です。
その後、就園、就学を経て、集団生活も経験します。
集団生活は、個人対集団だったり個人対個人だったりします。
いずれにしても人間関係ですので、否応にも「協調性」がかかわってきます。
集団生活を経験すると同時に人間関係は、「友人関係」「上司と部下の関係」に変化していきます。
このなかで、うまくやっていくために必要なものも「協調性」です。
人は独りでは生きていくことができません。
たとえ発達障害児であったとしても、「協調性」を習得できなければ、社会のなかでうまくいきていくことができないのです。
逆に「協調性」さえ習得することができれば、社会のなかで人々にうけ入れてもらって、楽しい人生を謳歌することも可能であることを意味しています。

息子は、わりと早い時期に「協調性」を習得できていましたから、学校生活はいじめ(※)をうけた以外は、それなりに卒なくやってこられたと思います。
いじめをうけていたときも、クラスメートは息子の味方になり、フォローもしてもらえました。
※息子にはまったく非がない理不尽ないじめで、加害児童は別学年でした。
「協調性」で、人間関係が円滑になり充実した生活が手に入る

高等特別支援学校では、念願の友だちができました。
友だちができたことによって、余暇の過ごし方が大幅に改善しました。
このときできた友だちとは、今でも良好な交友関係を維持しています。
会社に入社後は、上司や同僚との良好な人間関係を築いているようです。
休憩時間には、職場のおじさんやおばさんから、優しく声をかけてもらっているようです。
また、この職場で、新たな友だちもできました。友だちとは、共通の趣味の話題で盛り上がっているようです。
友だちとは結構な頻度で、おたくの聖地であるアキバ(秋葉原)にも、一緒に出かけています。
もう、すっかりどこに出しても恥ずかしくない、立派なおたくに成長しています。
今、仕事上の悩みもなく、順調に仕事ができているようです。
また、ワークライフバランスがうまく取れていて、日々の生活にも充実感をもてているようです。
このまま、就労の継続が定年まで、大きなトラブルもなく過ぎていけるように願っているところです。