知育玩具 発達障害のわが子を伸ばすワンランク上の遊び方

息子のお気に入りの知育玩具「アンパンマンあいうえお教室」には、録音機能がついていました。録音といっても通常の録音機能ではなく、事前に入力していた文字を再生すると、単語ではなくて文単位でもアンパンマンの声が再生される機能です。ただし、単語をつなげただけのちょっと違和感のある音声なのが、残念でした。15文字くらい入力できたと思います。この録音機能も優れた機能の1つです。
この知育玩具を購入したばかりのときは、「いす」など短い文字の名詞から始め、徐々に長い文字の名詞も練習するようにしました。息子のレベルが上がってくると、それまでは、名詞だけの学習でしたが、動詞、形容詞(助詞も含め)にも挑戦していきました。この録音機能は複数文字を連続して再生できるので、動詞や形容詞などを学ばせるにも優れていました。
例えば、「いすにすわる」と録音再生すると同時に、いすにすわる動作をします。すると、言語と動作を一緒に学習することができます。あとはこの応用です。白いいすであれば、「しろいいす」と録音再生しながら、白いいすを指さします。さらに応用して「しろいいすにすわります」と録音再生しながら、白いいすにすわる動作をします。
あとは同様に、さまざまな名詞、動詞、形容詞の組み合わせを変えていきいろいろなバージョンで息子に学習させました。言語と動作、言語と状況などを同時に学習することができますので、息子の言語能力アップに、とても役に立ってくれました。
この知育玩具には、息子が3歳~6歳くらいまでお世話になりました。また、苦い思い出もあります。アンパンマン3号機(この知育玩具を何度も壊しているので、同じものを計3回買っています)の頃には、息子もだいぶこの知育玩具に慣れてきていました。ここでも、息子と遊びながらいたずらに「お、ば、さ、ん、お、こ、ら、な、い、で、ね」と録音していたのを忘れていて、あとで妻が再生ボタンを押したらしく、ここでもこっぴどく怒られました。
妻には申し訳ないと謝り、息子と一緒に「お、か、あ、さ、ん、ご、め、ん、な、さ、い」と録音し、息子に妻の前で再生ボタンを押すように指示したところ、妻から「ちゃんと口で言え」とさらに機嫌を損ねさせてしまいました。