あなたの笑顔を守るためにできること

いつもお疲れさまです

発達障害のお子さんを抱えるお母さん、いつもお疲れさまです。
もうすぐ母の日ですから、今回はいつも頑張っているお母さんへの特別企画です。
あなたのお子さんは、今、おいくつでしょうか。
お子さんが幼いうちは、身辺自立を含めた子育て、しつけなど、健常児の子育てと比較するととても大変な作業です。
しかも、家族のための家事労働も同時にこなされていることが多いでしょうから、本当に頭が下がります。
お母さんに負担がいきがちです

今は核家族化が進んでおり、共働き世帯が増えていますが、子育てを含む家事分担は依然とお母さんに負担がいきがちです。
さらに、おじいちゃん、おばあちゃんに子育ての協力をお願いするのも、むずかしくなっています。
お子さんが発達障害の場合には、おじいちゃん、おばあちゃんに理解してもらえなくて、悩んでいる方もいらっしゃることでしょう。
お子さんの障害が原因で親族内の人間関係で悩むのは、いつもお母さんばかりというのも現実だと思います。

いざというときのセーフティネットを

普段、お母さんは、持ち前のバイタリティを発揮してがんばっておられるのだと思いますが、いざというときのセーフティネットを用意しておいた方が良いと思います。
お母さんの体は1つですから、突然体調を崩してしまうこともあるかもしれません。

その際、お父さんや近い親戚などにお子さんを預けられる環境にあればよいのですが、それがむずかしい場合には、「一時預かり事業」という制度がありますので、事前に調べておくことをおすすめします。
「一時預かり事業」については、各自治体によりその内容や利用料金などがまちまちなので、各自でご確認されることをおすすめします。
突然の体調不良や心身のリフレッシュをしたいときにも、利用できるようです。
お子さんが小学生以上の場合には、「放課後デイサービス」というものあるようですから、これらも利用しつつ、忙しいお母さんは体調管理を万全にして、ときどきはリフレッシュしながら、お子さんの育児に頑張れる環境づくりができるのが理想的なのだと思います。
お母さんがすべてひとりで引きうけている

まだ、イクメンブームが続いているのかわかりませんが、お父さんが子育てに協力的であれば良いのですが、お子さんの障害に対するお父さんの理解は、どうでしょうか。
発達障害のお子さんの場合、お父さんはどうしていいのか良く分からないし、世間体を気にする方でしたら、子育てに対しても及び腰になりがちです。
世間には、おやじの会を設立してお母さんの負担を軽減しようと頑張っているお父さんもいらっしゃいますが、あくまでも少数派だと思います。
多くの場合、発達障害児の大変な子育ては、お母さんがすべてひとりで引きうけている状況でしょう。
おじいちゃん、おばあちゃんからは、子育ての仕方が悪いから子どもが発達障害になったなどと、言いがかりともいえるような中傷をうけることもあろうかとも思います。

ですから、発達障害児を抱えるお母さんは孤立しがちです。
このようなストレスがたまりやすい状況のなかで、お母さんは、子育てやお子さんの学習を見ている際など、ついイライラしてしまうこともあろうかと思います。

お母さんがイライラしてしまうと、お子さんも不安に感じて、精神的に不安定になってしまいます。
息抜きできるような環境を

お母さんがどんなにがんばっていても、周囲が理解を示して手を差し伸べてくれる環境はそう多くはないと思います。
ですから、お母さん自身が、ときどきは息抜きをできるような環境ができるように考えてみてはいかがでしょうか。
例えば、お子さんの子育ての協力を求めることが可能な人を、ピックアップしてみてください。
お子さんの子育ての協力してもらえそうな人、お父さんはたまには面倒をみてくれるでしょう。
お父さんのご両親(舅姑)は、むずかしいかもしれません。
お母さんのご両親、ご兄弟は可能かもしれません。
そして、誰がいつならば協力可能なのかを把握しておきましょう。
お父さんの場合、休日の土日ならば終日OKとか、お母さんの実母の場合、平日いつでもOKとか、そうしておくことにより、いざというとき、たまにはリフレッシュしたいと思ったときに頼りにできます。

また、前出の「一時預かり事業」、「放課後デイサービス」なども事前に調べておくと、家族や親族の協力が得られないときにも、対応できると思います。
発達障害のお子さんにとって、保育園、幼稚園や小学校での集団生活は結構ストレスが多いのではないかと思います。
お子さんにとっての家庭は、本当に安らぎを得られる場所ですし、お母さんの存在は、お子さんにとって最後の砦です。
最後の砦であるお母さんとお子さんとの関係が、いつも良好で会ってほしいと思います。

そのためには、お母さんが心身ともに健康で、いつも笑顔であってほしいと願っています。
お母さんがいつも笑顔であるためには、元気であることが大事です。
ですから、たまにはゆっくりと休んでください。